2016/02/29
WOOD JOB
最近観たおすすめの映画を紹介いたします。林業をテーマにした映画「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」です。
この作品の魅力のひとつに、それを仕事にしなければ一生知り得ることのない、
林業の世界を教えてくれることにあります。
本作は林業にまつわるネタにより構成されています。
それは「あるある」なエピソードであったり、林業を営む者にとってはごくありふれた
光景だったり、村社会ならではの風習だったりするんだと感じとれます。
そしてラストの48年ぶりに行われる神聖な大山祇祭では、森を守ってきた男たちの魂がこだまします。
ふんどし姿の男たちが山上で切られることを待ちわびていたような巨木に祈祷をし
、のこぎりをいれ、大の男が数人がかりで切り倒していきます。
急流すべりのように山肌を滑り降りていく大木と、くしくも縄が巻き付いて大木に
くくりつけられ、一緒に滑り落ちる羽目になった主人公。名シーンだと思います。
子孫のことを考えて苗を植え、未来へのつながりを感じる林業の魅力満載です。
実は映画の舞台がほとんど三重県で撮影されたものなんです。
背景は、とにかく自然美あふれ素朴な山々の風景。
三重県にもこんなすばらしいところがあったんだ!と誇らしく思いました。
ぜひ一度ご鑑賞いただきたい映画のひとつです。